さて、前回はflipのいいと思う点を列挙しましたが、今回はこれはイマイチと思ったことについて書いてみたいと思います。
- bluetoothでのインターネット接続不可
これは商品に対するものではなくChromeOSに対するものですが、おそらく一番ショックを受けたのがbluetoothのテザリングの子機にできない!というところでした。だって今時WindowsPCだってandoroidだってiOSだってbluetooth接続でテザリングの親機にぶら下がってインターネット接続できるじゃないですか…
上記リンク先に記載されていますが、ChromeOSでは現時点でbluetoothテザリングによるインターネット接続の機能は実装されていないそうです。なので、外出先で使いたいときはWi-Fiの接続先を準備しないといけません。まあ今時のスマホなら大抵できるでしょうが、Wi-fiとbluetoothだとbluetoothのほうが消費電力少なくてすみますからねえ。
- Wi-fiの接続設定が手動設定だけ
これも商品としてよりOSの問題だと思うんですが、Wi-Fi接続を設定するときWPSボタンによる設定はできず、接続したいSSIDを選択したあとパスフレーズを手入力する必要があります。まあiOSもそうですから別におかしくはないんですが、でもAndroidでは標準でWPS対応してますよね?それとも標準で対応してるのはMarshmallow以降だけなのかしらん?
- USB3未対応
以前入手したChromeBoxは4つのUSBポートのうち4つともUSB3.0に対応していましたがflipについては2つのUSBポートがいずれも2.0です。搭載しているCPUやマザーボードが違うから、その辺りの違いでしょうか。
- 電源ケーブルが専用
USB typeCと同様電源プラグの裏表を問わずに本体給電口にさせるところはいいんですが、専用ケーブルなので忘れると外出先で充電不可になります。外出先で購入しようにもそもそも売ってないでしょうし。なので、次のモデルが有るならUSBで充電できるようにして欲しいところです。
- モニタがグレア
ベゼルを含めてモニタがグレア加工してあり、指紋が目立ちます。
- たまにカーソルが暴走する
以前にも書いたことですが、購入直後はカーソルが暴走して勝手にタブを閉じたりクリックする気もないリンクを勝手に踏んだりと不安定な場面が発生していました。タスクマネージャーで観察していると、暴走する場合はたいていメモリ使用率が物理メモリを上限近く(2GB)まで使っていたので、flipがメーカーから返ってきてからはこまめに不要なタブを閉じてブラウザ/タブの合計を減らすようにしています。これで今のところ安定しているようなので、原因はメモリ不足かなあと推察してます。
なのでメモリ4GBのモデル出せば良かったのに、と思いますね(教育機関向けのモデル[英語キーボード]やアメリカで売られている一般向けモデルではメモリ4GBのモデルが存在するので、ハードウェアとして対応していないというわけではない模様)。
- カードスロット
本体右面にmicroSDカードを刺すスロットはあるんですが、個人的にはデジカメのデータをとりだすことができるようSDカードスロットにして欲しかったです。まあSDカードのアダプターにmicroSDカードをさしてデジカメで使う、ということで回避できますがちと面倒なので。デジカメ等とのデータのやり取りのためではなくローカルの増設用ストレージとして挿しっぱなしにすることが前提なのかな?とは思いますが。
と、こんなところかな。7点あるからいいと思った点よりいまいちと感じたところのほうが多いけど、ものとしては満足してますよ?不満な点は人間側でフォローできる内容ですし。
さて、次は使うときにここは注意しないとなー、と感じたところを上げてみたいと思います。