以前イヤホンは無線で大丈夫、て書いておいてなんですがつい買ってみました、Lightning接続のイヤホン。今使ってるBluetoothイヤホンは充電してる間使えなかったり、ほかの機器とも共用してるので接続し直したりする手間もあるしで面倒な部分はありますから。
で、買ったのはこれ。
DACとアンプを内蔵してます。まあデジタルでデータ取り出すんだからDACは必要ですよね。
で、まずはざっと使ってみた感想ですが、音の聞こえ方としては中庸という表現でいいのかなあ。クラシックやジャズを聞いてみた限りでは高音から低音まできちんと聞こえました。ボーカルものも試しましたが、ボーカル部分が目立つこともなければ埋没することもなし。感動はそれほどしないけど大きな不満もないって感じで、聞き疲れせず好みではあります。ただ、これまで使ってたイヤホンと比べて低音の輪郭は強いかな。ちなみに今までメインで使ってきたのはこれ。
ZERO AUDIO インナーイヤーステレオヘッドホン ダーククローム ZH-BX500-DC
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これまではベースラインが埋もれかかっていた曲でも、このイヤホンでは存在感が増して聞こえたりしました。このあたりはアンプが内蔵されてる恩恵なのか思い込みか。
さて、あてにならない音についての話は以上として、音以外のところで四つほど気になる点が。
1.イヤーピースの収まりが悪い
付属のイヤーピース、触った感じでは今までのイヤホンと違う感じはしないんですが、いざ耳に差し込むとサラサラした感触です。このせいかイヤーピースが耳の中ですぐ動くんですよね。落し物を拾うのに前傾すると、耳の中で滑って音の聞こえ方が変わります。これは太めで重いケーブルが動く慣性も関係あるんでしょうが、ちょっとイラッとします。とりあえず、手元に
があったので交換したところ、イヤーピースが動く事象は収まりました。その代わりちょっと圧迫感があるんだよなー、Mサイズ買うか、ってこれも沼の入り口?
2.タッチノイズが盛大
盛大にボンボンボンボンとタッチノイズが聞こえます。ケーブルを保持すると聞こえなくなりますので、外出時はクリップなりシュア掛けなりで対策すればいいかと。シュア掛けの場合は無くならないまでも気にならない程度までに軽減されました。なおケーブルが平べったいのでシュア掛けは外れやすいかなと思ってたんですが、実際に歩いてみたら意外と平気でした。
3.リモコンに早送り/巻き戻しボタンがない
停止/再生と音量+/-だけで、早送り/巻き戻しボタンはありません。リモコンの大きさ上専用ボタンを追加できないのかもしれませんが、ちと残念です。
ただ機能自体はあって、真ん中のボタンの押し方で実現されてます。
- 再生/中断、電話に出る/電話を切る → 真ん中のボタンを1回押す
- 次の曲へスキップ → 真ん中のボタンを2回押す
- 曲を早送り → 真ん中のボタンを2回押して、2回目は長押し
- 前の曲に巻き戻し → 真ん中のボタンを3回押す
- 曲を巻き戻し → 真ん中のボタンを3回押して、3回目は長押し
4.ボディの左右がわかりづらい
上の写真を見ていただければわかりますが、左右同形で見た目や触った感じでは左右の判別がつきません。もちろんボディには印刷されてますが、それ以外では無理。まあこの手の問題は他のイヤホンでもある話で、この製品だけの問題ではないですが、触ってわかるといいなあ、という願望はあります。
最後にもう一つ、この製品ではなくLightning接続について。
同期/充電ケーブル以外では初めてLighting接続の機器を使ってみたんですが、怖いですねこれ。本体から飛び出している部分から落としたり、ポケットの中で力がかかった時にあっさりとプラグの付け根から折れそうな不安感があります。まあそんな簡単におれるのかどうかはわかりませんが、仮にiOSデバイスにLightningプラグを挿した状態での落下耐久テストなんてものがあって、その結果が問題なしと公表されていてもこの不安は拭えない気がします。もし折れちゃったらプラグが接続部分を埋めちゃって充電できなくなる、つまるところ使えなくなる訳で、そりゃおっかないってもんです。このあたり、今後どうなるのかちょっと楽しみですね。無線接続が当たり前になるのか、Lightning接続の不安感が解消されるのか。
さて後はこのイヤホンを使った場合に電池の消費に違いが出るものか、ちょっと興味があるので、次回のネタにしてみたいと思います。