んたのブログ

週末になると出没します。

Debianでシングルユーザモード(GRUB2)

先日Debianをbullseyeからbookwormにアップグレードしました。
基本的にはリポジトリサーバの設定を変更してアップデート&アップグレードして待ってるだけだったんですが、途中でsudoersどうする?新規にしちゃう(y)?今の設定のまま使う(n)?みたいなことを聞かれてうっかり新規にしちゃう(y)を選択しちゃったんですね。
で、アップグレードが終わっていざ再起動しようとshutdownコマンドを実行してみたら
 
$ sudo shutdown -r 0
[sudo] ***** のパスワード:
***** は sudoers ファイルにありません。
この出来事は管理者宛てに報告されました。
 
しまった、Nを選択しなきゃいけなかったのか、と気づいても後の祭り。でもまあsuあるし、と思って実行してみたら
 
$ su -
パスワード:
su: 認証失敗
 
は?sudoresはともかくrootのパスワードなんて変更してないんですけど?
 
割とここで詰んだ!って気持ちになりかかってたんですが、とりあえず検索。
そうだ、シングルユーザモードがあるじゃないか!ということで上記ページの手順通り対応してみました。
 
  1. 電源投入
  2. OS選択画面で"e"を入力してGRUB2の編集モードに突入
  3. linux」で始まる行の"RO"を"RW"に修正、「linux single init=/bin/bash」を行の終わりに追記
  4. 「ctrl+x」でGRUB2を抜ける
 
これで無事にシングルユーザモードで起動しました。助かった〜。すぐにpasswdコマンドでパスワードを戻して回復です。やれやれ。